発行 1997
暁に消ゆ(18禁)
雨が降る夜、教会で祈りをささげる一人のシスターがいた。
彼女の手元には、拳銃と銀の弾丸…。 そして導かれるように教会へ向かう一人の男。
重苦しい礼拝堂で対峙する二人。 シスターの銃口が男の眉間に向けられる。
二人の間に何があったのか知るよしも無い。 ただ男は恐ろしい人狼へと姿を変え
シスターの銀の弾丸が人狼へ向けて放たれるのだった。
発行 1999
人狼
人狼は自らを封じ込め、漆黒の闇の中に居た。二度と人を手に掛けないように。
そこにシスターの亡霊が現れ、人狼の力を貸してほしいと頼む。
「護って欲しい少年が居る…」と。
困惑の中、再び大地を踏みしめ歩きはじめる。まだ見ぬ護る者の為に。
発行 2000
望郷(18禁)
ふと立ち寄った小さな村。人の気配が全く無い…死んだ村の様だ。
立ち去ろうとした時に、墓場で一人の女性と出会う。
女性は人狼を部屋に招き入れるのだが…彼女こそがこの村を死の村へと導いた元凶だったのだ
果たして彼女の目的は? 遠のく意識の中、彼の中の狼が覚醒をしてしまう。
発行 2001
Chapter 0
シスターが示した護るべき者は…まだ人間だった頃の彼の息子にそっくりの少年だった。
これならば人間の意識が強く出て変身を止められるかもしれない。だが変身してしまったら…
人狼の不安を他所に、魔物達が少年を狙い始める。 何故少年が狙われるのか?
意を決し、人狼は変身し魔物へ立ち向かう
発行 2002
Chapter 02
人狼は少年を陰ながら護るため、町で生活をしていた。
ある時思いもよらない相手と出会ってしまう。…その相手は、なんと自分と同じ人狼だった。
眼鏡をかけた人狼はこう持ちかける、「共に、人間を狩ろう」と…。
決して相容れぬ相手との出会いは、この上も無い危険な敵が誕生した瞬間でもあった。
発行 2003
First Conntact
陰ながら護っている少年の存在を、眼鏡の人狼が知ってしまう。
少年を襲う魔物の攻撃が激しさを増す中、護ってくれる人狼の存在に少年は気づく。
感謝をしながら抱きついてくる少年に、人狼は人間だった頃の自分の息子を重ね合わせる。
だが、それは眼鏡の人狼の凄惨な計画の始まりでもあった。
発行 2003
Beast Master
眼鏡の人狼の狙いは、少年を殺させ人狼の人の心を崩壊させる事だった。
満月の夜、会合してしまう三人。満月の下変身してしまえば正気を失い少年を殺してしまう…
辛い闘いの中、容赦ない満月の光で変身が始まってしまう…。
辛くも勝利するが、その爪が次に狙うのは少年の命。 しかし少年の目には光があった。
それは自分を護ってくれた者の心を、絶対に崩壊させないという強い意志の光であった。
発行 2004
契約
魔物は冥界へ帰るが定め。冥界のゲートが開くとき、魔物達は冥界へと帰される。
人狼も例外ではない。しかしそれを免れる方法が一つだけある。
人間と契約し、魂を融合する事…。少年はそれが出来る数少ない人間だったのだ。
現世に残ろうと、魔物の群れが少年を襲う。その中には眼鏡の人狼も居た。
少年を護るため、最後の力を振り絞り魔物の群れとの闘いが始まった。
力尽き冥界へ落ちる人狼。その時、少年から魂の契約が発動した!